Slide PLAYERS

山本征史

山本征史

Strings

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アンバーランバーというデュオでアコースティックベースを使っています。
ウッドベースではなく、アコギのような形状のベース。
箱モノのベースです。
アコベと呼ばれています。

アコベには主にブロンズ弦を張ります。
アコギ弦と同様、金と銅の中間ぐらいの色の弦です。
稀にエレキ弦をアコベに張る人もいますが、これだとアコベ独特の倍音が出ません。
アコギにエレキの弦を張ってもいい音しないのと同じこと。
アコベにはブロンズ弦が基本です。

このブロンズ弦、色んなメーカーが出していますが、結論から言うとロトサウンドが最高、最適です。
アコベにはロト一択で良いかと思います。
アコベ歴十数年、アコベでのライブは年間50本以上、アコベでのレコーディングはアルバム10枚以上の僕が言うから間違いないです。

ロトサウンド弦は繊細なタッチに敏感に反応してくれます。
弱いタッチの中での解像度がうんと上がるので、ロト弦に張り替えてから表現力が増したと思います。
弾き手の感覚を磨いてくれる、プレイヤビリティーを引き出してくれる弦だと思います。
出音に敏感になるので耳も良くなります。

弦の寿命を考えてコーティング弦を使う方も多いかと思いますが、ロトサウンド弦はコーティングされてないのに寿命は長いです。
金色に近いので酸化しにくいのかもしれません。
現状、半年ぐらい張りっぱなしですが、まだブライトで色っぽい音がします。多分1年ぐらいは大丈夫だと思います。
とは言うものの、張りたてのロトサウンド弦は何とも言えないスカっとしたブライトさが魅力。

今後のレコーディングでは曲によって古い弦に戻したり新しい弦に張り替えたりして、音質にバリエーションを出そうかと考えています。

Profile

Bassist, Singer, Songwriter, Illustrator
高崎晃のAkira-Evolutionに参加 (2021)
森永JUDYアキラとamber lumberを結成 (2017)
島紀史とSTANDを結成 (2011)
柴山俊之のZi:LiE-YAに加入 (2008)
秋間経夫のAKIMA & NEOSに加入 (2004)
和嶋慎治と和嶋工務店を結成 (2003)
高崎晃のJASMINE SKYに参加 (2001)
夜叉に加入 (1996)