Making history since 1958

ロトサウンドの歴史は、ロックンロールの誕生にまでさかのぼります。1958年以来、ロトサウンドの弦楽器は、ブリティッシュ・インヴェイジョンからパンク、メタル、グランジに至るまで、最も有名なレコーディングの数々に使用され、アーティストがそれぞれの時代を代表する音楽を生み出す手助けをしてきました。


ロトサウンドのストーリーと、60年以上にわたる弦楽器の歴史のハイライトを

スクロールしてご覧ください。

OUR STORY

1952
1月 1

The first man

James How with Zither

1952年、ヴァイオリンとヴィオラを専攻し、工学の学位を取得していたジェームス・ハウは、映画『第三の男』を見てツィターの音色に惚れ込み、32弦の楽器を習い始めた。
演奏しているうちに琴の弦が足りなくなり、ジェームズは音響学、倍音、工学設計、建築の知識を駆使して、自分で巻き上げ機を設計した。彼の機械の両端にあるハンドルを家族2人で回すと、5分後に1本のツィター弦ができあがった。

1958
1月 1

Building a business

Building a business

年月が経つにつれて、ジェームス・ハウはさらに多くの弦やマシンを発明・設計し、1958年には弟のロンとともにケント州ブラックフェンでOrchestral & Jazz Stringsという会社を設立した。最初の弦は「Top Strings」というブランド名だったが、すぐに「Rotop」に変わった。

最初の顧客には、Shadows, Beatles, Rolling Stones, ロンドン交響楽団、ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団、Vox Organ社の弦楽器、Burns Guitarの弦楽器などがあった。

1月 2

Making Rotop strings Rotosound Archive

Orchestral & Jazz Strings時代の最初の弦巻機のひとつ

1963
1月 1

Rotosound is born

Rotosound is born

ジェームスとロンは、このラウンドワウンド弦を求めるプレーヤーが増えるにつれ、彼らの革新性を集約した新しいブランドを作ることを決めた。この弦の特徴であるふくよかでブライトなサウンドに、ラテン語で丸いという意味の動詞である「Roto」を組み合わせ、新しいブランドを「Rotosound」と名付けたのです。

ジェームス・ハウは、アップライトベースの音色を再現するために開発されたブラックナイロン・トゥルーベース弦など、さらに多くの弦の設計特許を取得しました。

1月 2

Spike Heatley double bass jazz player Rotosound Archive

英国ジャズ・ベーシスト、Spike Heatley がロトサウンドの新しい弦を試す様子

1966
1月 1

The John Entwistle connection

John Entwistle and James How of Rotosound guitar bass strings best

John Entwistleは、RS66スウィング・ベース・セットの開発を手伝うなど、ロトサウンドとの長い付き合いを始める。彼は、その経緯を次のように語っている

「それは1966年のことで、私は再びDANELECTROのサウンドを追求していたんだ。たくさんの弦を試したけど、EとAがダメだった。ロトサウンドも同じだったけれど、もう少しで届きそうで届かない何かがあったんだ。この問題を解決するために、ジェームス・ハウと連絡を取り、彼のDとGの弦は素晴らしいが、EとAがうまく振動してない感じがすると伝えた。彼は、ベースをロトサウンドに持ってきて、弦を張ってくれないかと言ったんだ。実際に試してみて、色々と測定をした結果、弦が大きな円を描いて振動していることが原因だと分かったんだ。つまり問題は巻線の巻き方にあるのではなく、弦の芯線(コア)にあり、芯を太くする必要があったんだ。全体のゲージも少し重くして、12セット使ってもらうことにした。数日後、彼らは電話をかけてきて、弦に私の名前を入れて販売することに異論はないかと聞いてきた。私は、無料で弦を供給してくれるなら構わないと言った!RS66は、世界で初めて作られた”きちんと振動する弦”だったんだ」

1月 2

At the heart of Swinging London

Rotosound Denmark Street shop James How Pete Wilshire Alan Marcuson Rotosound Archive

ロンドン、ロトサウンドのデンマーク・ストリート店にて ジェームス・ハウ。ピート・ウィルシャー、アラン・マーキュソンと

ジェームス・ハウは、ロトサウンドの弦楽器会社と並行して、ロンドンの有名なデンマーク・ストリートにショールームをオープンしました。この店舗では、TriumphのアンプやPAシステム(リバプールのキCavern Clubに設置)、イメージ照明(当時流行していたグルーヴィーなサイケデリック・オイル・ホイール)、Pro Mark のドラムスティック、Jencoのビブラフォン、マリンバ、チェレスタ、そして音楽とシンクロするロトサウンドのリズム・ライトなど、現在ロトサウンドが取り扱っている製品を展示していました。

1月 3

当時のロトサウンドの小冊子‘Rhythmlite’ の表紙

ロンドン、デンマーク・ストリート店では、当時の流行を確実に捉え、イメージ照明(当時流行していたグルーヴィーなサイケデリック・オイル・ホイール)、Pro Mark のドラムスティック、Jencoのビブラフォン、マリンバ、チェレスタ、そして音楽とシンクロするロトサウンドのリズム・ライトなど、を展示していました

1月 4

The iconic fuzz pedal

Rotosound MKIII Fuzz Pedal in Macaris Denmark Street web

Ant Macari所有のオリジナルRotosound Fuzz MKIII

ロトサウンドは、60年代、70年代、そしてそれ以降のギター・サウンドを形作ることになるファズ・ペダルなど、他のアクセサリーのラインナップを充実させ始めました。デンマーク・ストリート店の隣に店を構えていたソラサウンドによって作られたRotosound Fuzzは、Tone Benderの設計を踏襲しながら、数年の間に様々な改良を重ねていきました。

もう1つの代表的なペダル、Growlerは、MKI.5ファズと独立したワウ回路を組み合わせた風変わりなペダルでした。
ゴムパッドを足で回転させて操作するもので、ファズやレベルのコントロールは搭載されていませんでした。

1967
1月 1

Rock royalty choose Rotosound

Jimi Hendrix Noel Redding Alan Marcuson Rotosound Guitar Strings_Purley Orchid Ballroom March 1st 1967

1967年3月1日撮影アラン・マーカソンと Jimi Hendrix & Noel Redding が弦について語る様子

ロトサウンドの高品質な弦の評判はトッププロにまで広がり、1967年頃に多くのアーティストに使用されるようになりました。新しくマーケティング担当に任命されたアラン・マーカソンの活躍もあり、ロックの伝説たちがロトサウンドの弦を使用するに至りました。

1月 2

Pink Floyd Roger Waters Syd Barrett using Rotosound strings at Abbey Road Studios 1967

1967年撮影Syd Barrett, Roger Waters, Nick Mason and Richard Wright とアラン・マーカソン。Pink Floyd はこの撮影中、アビーロード・スタジオで『Piper at the Gates of Dawn』をレコーディングしていた。

1月 5

Hold your group together with Rotosound strings

The Who Sell Out album cover

1967年12月にリリースされたThe Whoの『The Who Sell Out』には、ロトサウンド弦楽器のジングル広告が収録されている。

1968
1月 1

Swing Bass 1967 roundwound string pack Rotosound Archive

サイケデリックなデザインを導入した当時のパッケージとカタログ

ジェームス・ハウ・アンド・カンパニー、ジェームス・ハウ・ミュージック・ストリングス・リミテッド、オーケストラル&ジャズ・ストリングス・リミテッドの3社を、ジェームス・ハウ・インダストリーズ(JHI)の傘下に。

9月 1

Expanding horizons

Staff outside JHI factory 20 Upland Road Sidcup

ジェームス・ハウ・インダストリーズは弦楽器の需要増に対応するため、従業員を増員しロンドン特別区にある町ベックスリーヒースのアップランド・ロードに新工場を設立した。

1969
6月 19

Jimmy Page using the Rotosound Fuzz 19/6/69 Paris "Tous En Scene"

Rotosound Fuzzを使用するJimmy Page。 1969年6月19日 パリ “Tous En Scene”

1970
1月 1

World Famous Music Strings

Rotosound Music industry supplement 1971 Great Britain map Union Jack flag

東京で開催された日本博覧会に合わせた来日時、ロトサウンドの数年にわたる日本への輸出努力が実を結び、東京で100店舗、全国でさらに200店舗がロトサウンドを取り扱っていることがわかった。

ヤマハはロトサウンドの弦を最高級の楽器に使用している。

1971
1月 1

More famous players pick Rotosound

More famous players pick Rotosound

 Curved Airとジェイムズ・ハウ。アメリカ・ツアー前に(上)Hookfootとジェイムズ・ハウ。演奏するロニー・スコッツ・クラブの外で(下)

Elton Johnのバンド Davey Johnstone, Dee Murray, HookfootのリードギタリストCaleb Quaye など、著名なプレイヤーがロトサウンドの弦を使い始める。

1月 2

Slade はロトサウンドの弦を使い、やがて1970年代最大のブリティッシュ・ロック・グループとなった。

1月 3

Chris Squire Yes Rotosound

プログレッシブ・ロックの伝説的バンドYes のベーシストChris Squirefitsが RickenbackerにSwing Bass 弦を張っている様子。

1972
1月 1

Herbie Flowers bassist. Credit Rotosound

Walk On The Wild SideベースとHerbie Flowers(Rotosound 1990年代撮影)

RS88トゥルー・ベース弦使用アーティストでありT Rex, David Bowie, Al Kooper, Harry Nilsson, Cat Stevens, George Harrisonと共演したイギリスで最も有名なセッション・ベース奏者のひとり、Herbie Flowersをフィーチャーした Lou Reed の「Transformer」がリリースされる。

Herbie Flowersは2018年のJeff WayneによるH.G.ウェルズの『宇宙戦争』のミュージカル版40周年記念UKアリーナ・ツアーにベーシストとして参加。その際も彼のブルーの Fender Jazz Bassには black nylonとyellow silk Tru Bass 弦が張られていました。

1974
1月 1

The birth of Superwound

Why Superwound advert Rotosound archives

ジェームス・ハウは「スーパーワウンド」と名付けた別の弦楽器会社を設立。これらの弦は、ブリッジが当たる箇所をあえてワウンドしない新しい設計の弦でした。スーパーワウンドには、606と707のベース弦、スターファイヤー・ギター弦、カントリー・ゴールド・アコースティック・ギター弦などがありました。

2月 1

1975
1月 1

Rotosound strings Queen Ad advert 1975 Brian May John Deacon Starfire Gauge Selection guitar giutar bass swingbass jazz 77

QueenのBrian May とJohn Deacon がロトサウンドの弦を使い始める。

1976
1月 1

Stanley Clarke with Rotosound's Martyn and James How 1976

「Return to Forever」在籍時のStanley Clarke とマーティンとジェイムズ。ロンドン、The Old Grey Whistle Test にて 

1977
1月 1

Safety pins and strings

Wilko Johnson Dr Feelgood Rotosound advert

 Dr Feelgood のWilco Johnsonを起用した広告 

この時期パンクの爆発的な流行により、音楽界が再びロンドンと英国全体を注目していました。ロトサウンドは、Sex Pistols, The Damned, The Stranglers, Sham 69, Souixsie ,the Banshees,など、このムーブメントの主要バンドと深い関係性を結んでいました。

1月 2

Paul Gray with Rotosound Swing Bass pack. The Damned Eddie and the Hot Rods Bassist

The Damned and Eddieとthe Hot RodsのベーシストPaul Gray。ロトサウンドのスウィング・ベース弦でクールに決める

1月 3

Paul Wellerとf The Jam string upの Bruce Foxtonはロトサウンドの弦を使用していた。BruceはRS66LD Swing Bassを使用していたが、『Town Called Malice』ではRS88LD Tru Bassを使用している。

1月 4

Phil Lynott Thin Lizzy Jazz Bass strings advert Rotosound archive copy

Thin Lizzyの「Bad Reputation」ツアー・パンフレットの裏に掲載された広告

1月 5

The Slits Tessa Pollitt female punk new wave Rotosound strings

The Slits のTessa PollittがPrecision Bassにロトサウンドの弦を張っていた。

1月 6

The Stranglers Rattus Norvegicus

The Stranglersが Rattus Norvegicusをリリース。 ベーシストの JJ Burnel はロトサウンドのスウィング・ベース弦を使用し、パワフルなベースラインを披露している。

1978
1月 1

Siouxsie and the Banshees

Siouxsie and the Banshees がロトサウンドの弦を使用。

1979
1月 1

Jaco Pastorius Weather Report Rotosound strings Fender bass guitar photo

ロトサウンドは、ニューヨークのマイゼルミュージックというアメリカ総代理店と契約し、ロトサウンドをアメリカで最も売れているベース弦にすることに成功している。競合他社の大半がアメリカのブランドである中で、海外企業としてはかなりの快挙であった。

当時、ベックスリーヒースにあったイギリスの工場は、需要に対応するため、深夜まで作業が続けられた。

シカゴ、アトランタ、ロサンゼルスで開催された展示会と Stanley Clarkeや Jaco Pastoriusといった伝説的ベーシストが使用したことが相まってその地位を確固たるものにしました。

1980
1月 1

Another innovation

Another innovation

ジェームス・ハウは、「プレッシャーワウンド」を採用したRS55ソロ・ベース弦を開発。RS66ラウンドワウンド弦のブライト感あるサウンドはそのままに、非常に滑らかなフィーリングの弦でした。ロトサウンドはこの製法をLineaという名称で商標登録している。

1981
1月 1

The String with the Sting. The Police bassist Superwound Superwound advert

Lineaのコンセプトはスーパーワウンドの全シリーズに受け継がれており、505シリーズは1980年代を通じて世界的な大成功を収めたThe PoliceのSting に愛用されている。

1982
1月 1

Superwound Star Players Leaflet

Duran Duran, Spandau Ballet, Culture Club,Tear for Fearsなどがニュー・ロマンティックスやシンセ・ポップの出現とともに、80年代初期のサウンドを定義した。John Taylor やMartin Kempがロトサウンドの弦とともにバンドの前線でベースを支えていた。

1985
1月 1

The Funkmaster

Mark King Rotosound Funkmaster advert 1986

ライトトップ、ミディアムボトムゲージのスチールベース弦Superwoundを発表した英国を代表するファンク・ベーシスト、Mark King,は、彼のスタイルと演奏のニーズに合わせて特別に設計されたスーパーワウンド606F Funkmaster Stを使用し絶賛しました。

ニッケルメッキの303もその後まもなく発売されました。

1月 2

Geddy Lee Rotosound Superwound Funkmaster advert 1987

RushのベーシストGeddy Lee, startsがFunkmasterの新しい弦を使い始める。その後、ロトサウンドRS66LD Swing Bass弦に変更。

1986
1月 1

Billy Sheehan joins the family

Billy Sheehan in Rotosound catalogue 1986

ベーシスト Billy Sheehanとロトサウンドの関係がスタート。そしてその関係は今日まで続いている。

1月 2

Spacer in development 1986

ジェームス・ハウの技術革新は続き、black Spacer弦を開発。この弦には、腐食を防ぐためにアルマイト加工が施されており、市場に出回るのは1989年になってからでした。

1月 3

Still expanding

Unit 3 Rotosound factory 1986

より多くの新製品が生産され、同社の弦に対する世界的な需要が高まったため、ジェームス・ハウ・インダストリーズは、ケント州セブンオークにあるスーパーワウンド工場の隣に新社屋を建設。この建物は、今日に至るまでロトサウンドの本社となっている。

1987
1月 1

Appetite for Swing Bass

Duff McKagen Guns N Roses Rotosound bass player Swing Bass 66

ロック界を代表するバンド Guns N’ Roses, のアルバム Appetite For Destruction でベーシストの Duff McKagen が Swing Bass弦を使用し、ロトサウンドのアーティスト・ファミリーに加わりました。

1月 2

Michael Anthony Van Halen guitar strings rotosound advert

Van HalenのMichael Anthonyを起用した広告

1988
1月 1

Heavy Metal for Hard Rock

Heavy Metal for Hard Rock Rotosound advert 1988

ハードロックはギター界に旋風を巻き起こし、ロトサウンドはこのジャンルの多くのトップバンドに採用されています。Starfire Xtra-wrap エレクトリック・ギター弦は、当時のビッグ・ベンドなどのヘヴィなプレイ・スタイルに対応できるよう、ボールエンドが強化されています。

1月 2

Steve Harris Iron Maiden bassist advert cutout

Iron Maiden のSteve Harris がロトサウンドの広告に登場。彼の特徴的なトーンの大部分が、フラットワウンドのJazz Bass 77弦によるもの。

1989
1月 1

Billy Sheehan signature set launched

BS66 and Spacer on bass guitar

Billy Sheehanとロトサウンドの協力で、0.043″のG弦とヘビーなE弦を使用したBS66セットを開発。

Space弦もRS6006シリーズとして発売されました。「特許取得済みのブラック・フィニッシュを特殊ステンレス・スチールの表面に一体化させ、高出力の下地と組み合わせることで、指先のレスポンスとフィーリングを向上させた見事な弦です。」

1月 2

Billy Sheehan introduction to Rotosound catalogue 1989

Billy Sheehanを紹介するRotosound/Superwoundの1989年製品カタログのベースギター弦セクション

1991
1月 1

The sound of grunge

Krist Novoselic Nirvana

Nirvana のKrist Novoselic。1991年

90年代はアメリカ発のグランジやオルタナティヴ・ロック・バンドの出現で揺れ動いた。Nirvana, Pearl Jam, The Screaming Trees, Kyuss など、シーンで最も著名なバンドがロトサウンドの弦を選択しました。

1992
1月 1

Rotos launched

Welcome to Planet Roto advert

ニッケルスチールのロトサウンド弦が登場。ロトサウンドは以前からステンレス・スチール弦で有名だったが、多くの新しいプレイヤーはより滑らかな弾き心地のニッケルスチール弦を好んだ。

ロトシリーズは、ロトサウンドのギター弦の中で過去最大の売上を記録した。宣伝は「プラネット・ロト」という形で始まった。

1993
1月 2

Roto Bass Planet Rotosound advert 1993

新しいロト・エレクトリック・ギター弦とともに、ニッケルスチールワウンドで最もポピュラーなベース・ゲージを提供するロト・ベース弦が登場しました。

1994
1月 1

The end of an era

James How Family

ジェームズは80年代後半から新しいストリングス・ワインディング・マシンの開発に取り組んでいたが、体調を崩し、仕事を続けることができなくなっていた。1994年、ジェームス・ハウが亡くなり、会社はジェームスの2人の息子、マーティンとジェイソンに引き継がれた。

1月 2

Cool Britannia

Cool Britannia Rotosound Pulp Supergrass Oasis Kula Shaker guitar bass strings

ブリットポップが世界に炸裂し、再びロトサウンドが時代を定義する音楽シーンの中心にいました。Oasis, Suede, Pulp, Kula Shaker, Dodgy, Cast, Supergrass, Gene,  the Lightning Seedsなどは60年代からインスピレーションを得ており、ロトサウンドの弦が彼らのギター・トーンを生み出しています。

1995
1月 1

Farewell Superwound

Dodgy Staying Out For The Summer Rotosound Country Gold Acoustic Guitar Strings Andy Miller Advert 1995

スーパーワウンド最後の広告のひとつ

スーパーワウンドは1995年に廃番となりました。各ゲージがさまざまなタイプの楽器のブリッジに適合するよう、さまざまな支柱を必要とするため、必然的にラインナップが多くなり、扱いにくくなったのだ。ピアノ弦デザインの弦は、P.S.D.ベースとスーパー・ブロンズ・アコースティック弦としてロトサウンド・ブランドで継続されている。

1月 2

The Cure Rotosound strings Advert 1995

Robert SmithとThe Cure がロトサウンドの弦を使用

1月 5

James LoMenzo Slash's Snakepit Rotosound advert 1995

James LoMenzoのサイン入りSwing Bassの広告. 彼はこの頃Slash’のSnakepit で演奏していた。 彼はその後、 Megadeth, Zakk Wylde, John Fogerty等とプレイしているが、常にロトサウンドにこだわっている。

1997
1月 1

Oasis Paul Guigsy McGuigan Rotosound advert

 Oasis’のPaul ‘Guigsy’ McGuiganを起用した広告。この頃、すでに Oasis地球上で最も大きなバンドのひとつになっており、Noel, Bonehead, Guigsy はみなロトサウンドの弦を使用している。

1月 2

Kylie Minogue Rotosound 1997

ロトサウンドのTシャツを着てポーズをとるKylie Minogue。 Kylieのベーシスト Kevin Miller はロトサウンドの名プレイヤーだ。

1998
1月 1

New string winding machines

Jason How string winding machines

ジェイソン・ハウは、父親から引き継ぎ、現在ではロトサウンド生産量の約90%を生産する、新しいマシンの設計、アップグレード、構築の約8年間にわたる作業を開始します。これらのマシンにはあらゆる最新テクノロジーが組み込まれており、ロトサウンドの競争力を安定して下支えしています。

2002
1月 1

Famous faces unite

Billy Sheehan Steve Harris John Entwistle Rotosound photo

伝説のベース奏者Billy Sheehan, Steve Harris,John Entwistleの有名な写真。3月ロトサウンドの工場にて。

2005
1月 1

Zach Frederick Export

輸出を強化するべく新しいストリング製造機を導入。ザック・フレデリックをロトサウンドの輸出事業の責任者に迎えた。これが功を奏し、ザックと彼のチームが入社して以来、輸出高は3倍に増加した。

現在ロトサウンドの歴史の中で最高の生産性を記録しています。製造を維持・管理できるためより効率的な生産が行えています。すべての機械は、最高水準と仕様に合わせてメンテナンスされています。その多くは、会社の歴史の中で長い歴史を刻んできたものです。

2006
7月 1

Moving up another gear

Rotosound string winding machines

ジェイソンの新しいマシンは生産量を大幅に増やし、ロトサウンドの世界的な競争力を高めた。

2008
1月 1

Right here, right now

Great strings for today's generation Rotosound advert

Franz Ferdinand, The Cribs, Kasabian, Zutons, The Ordinary Boys, Kaiser Chiefs といったインディーズ勢がイギリスのロック遺産を継承し、ギター・バンドがチャートに返り咲いた。ロトサウンドの弦は、時代のトップ・グループに再び貢献しています。

2009
1月 1

New products and a new look

Nexus Bass Rotosound article

独自のコーティング弦Nexusシリーズを開発。ラップワイヤーにコーティングを施してから巻き弦にすることで、他の有名なコーティング弦ブランドよりもはるかに優れた演奏体験を提供します。Nexusシリーズは、Spacerシリーズに代わる長寿命弦として採用されました。

また、全シリーズに新しいパッケージ・デザインが採用されています。

1月 2

Rotosound Packaging 2009

British Steels, Tru Bronze, Pure Nickelsなど、さらに新しいシリーズが製品ラインナップに追加。需要に応えるべく、より幅広い種類の弦を生産可能に。

ギター・ピック、ギター・ストラップ、ギター・リード、チューナー、カポなどのアクセサリーも、ラインナップに加わりました。

1月 3

Guthrie Govan

Guthrie Govan in 2011 catalogue

イギリスの名ギタープレイヤー、Guthrie Govan がロトサウンドの公式エンドーサーになりました。
「私は日常的に弦にかなり負担をかけているので、最大限の安定性、チューニングの安定性、耐久性、そしてオールラウンドな音色の素晴らしさを求めて、長年にわたって様々なブランドの弦を試してきました。研究を重ねた結果、私がたどり着いた結論は単純にこうでした「 Rotosounds」ロック😉」

2010
1月 1

The Wall Live

The Wall Live

ロトサウンドを長年愛用するRoger Waters が、壮大なショー「The Wall Live」の記録的なワールドツアーを開始。花火、巨大な人形、まばゆいばかりの映像、そして驚異的な音楽パフォーマンスで、ツアーは2013年まで続きました。ロトサウンド・ジャズ・ベース77弦は、219夜すべてで使用された。

1月 1

A fuzz reprisal

Fuzz catalogue page 2013

米国アリゾナ州の紳士からのメールがきっかけとなり、ジェームス・ハウが60年代後半にプロトタイプとして販売していた製品に興味を持つようになりました。Rotosoundファズペダルは、1967年にジェームス・ハウの仕様で製造されたものです。ジェームスは、ディック・デニー(戦時中一緒に空軍にいた)や当時Voxのマネージング・ディレクターだったトム・ジェニングスと親交がありました。

この遺産は大きな反響を呼びました。そこで、オリジナル・ペダルを精査した結果、より使いやすいスペックと最新のものにするために、ほんの少しの改造を施して復刻することにしました。アンディ・ブラントとバリー・パイアット博士の協力を得て、オリジナル・ペダルの再現に取り掛かりました。

生産数は限定2000台。初回生産分は2012年に発売され、すぐに完売しました。

2012
1月 1

Signature sounds

signature guitar sets

Michael Amott (Arch Enemy, Carcass), Paul Allender (Cradle Of Filth) , Mikey Demus (Skindred)など、ロトサウンドのヘヴィ・アーティストのシグネチャー・エレクトリック・ギター弦がリリースされました。ハイブリッド・ゲージのこの弦は、ドロップ・チューニングやアグレッシブなプレイに適しています。

2014
1月 1

Pedals – Phase(r) II

Rotosound Pedals catalogue page

ファズペダルの製造に必要な設備を生かし、他のペダルの製造も開始。60年代後半の 「雰囲気 」を再現し、非常にレトロな外観とサウンドのペダルにする計画でした。ジョン・オーラム(60年代後半にVOXで見習い電気技師をしていた)は、ロトサウンド独自の6つの新しい回路の設計に協力し、ペダルはセブンオーク工場で製造される。

1月 1

Staying fresh

Rotosound Swing Bass 66 roundwound bass guitar strings RS66LD foil pack round wound stainless steel stain less bassist gift

ボールエンド付きの弦全製品を、新しいアートワークが施され、色分けされた環境に優しい密閉包装に変更。

この画期的な密閉パッケージはホイル製で、湿気を遮断するため、弦が変色したりすることなく、工場から使用時まで新鮮な状態を保つことができます。また、包装材は90%削減され、驚くほど環境に優しい新パッケージとなっている。

2015
1月 1

Good relations

The Vaccines Rotosound UK gutiar strings bass swing bass rotos best

ロトサウンドは、50年代後半から、常にすべてのアーティストと素晴らしい関係を築いてきました。その伝統を受け継ぐため、ドム・フェアバンクスがアーティスト・リレーションを担当することになり、最新のバンドを把握し、ロトサウンドがあらゆるフェスティバルで存在感を発揮できるようになりました。

現在、ロトサウンドがサポートしているバンドは、The Balconies, Temples, Peace, You Me at Six, Babyshambles, Boy Cried Wolf, Crystal Fighters, Fatherson, The James Cleaver Quintet, The Vaccines, Skindred, Arch Enemy, Treetop Flyers, Twin Atlantic, and White Liesなどがいます。

1月 2

Glastonbury headliners

Florence and the Machine Rotosound catalogue

ヘッドライナーのFlorence and the MachineとともにギタリストのRob AckroydとベーシストのMark SaundersがGlastonbury のピラミッド・ステージに登場

2018
1月 1

Celebrating 60 years in style

Rotosound 60 years Billy Sheehan Doug Wimbish bassists

Rotosoundは、NAMMショーで60周年を記念し、伝説のベース奏者であり、推薦者である Billy Sheehanと Doug Wimbishを招待した。

2月 1

Rotosound Diamond Anniversary advert featuring Living Colour bassist Doug Wimbish

Living Colour’のDoug Wimbishを起用したロトサウンド・60周年記念広告

2019
1月 1

By George! They found Harrison’s strings

George Harrison Hofner President Thinline auction with Rotosound strings

ビートルズのGeorge Harrisonの古いギターが、ケースに入ったロトサウンドの弦とともにSotheby’s Auction House に出品された。所有者はこう回想している。

…GeorgeがこのHofner Presidentをくれたのは…1969年の夏、『Here Comes the Sun』のリリース前だった。私が独学で弾こうとしていた’Here Comes the Sun’という曲に欠けていたコードを教えてもらうために彼に会いに行ったんだ。彼は私に、彼のギター・ルームからギターを取ってくるように言い、私はそうした。彼はこのギターを「ブロンディ」と形容し、Hofner Presidentが彼にとって初めての良いギターだと言った。彼は私にコードを教えてくれた後、私からギターを取り上げ、微笑みながら『ここの7フレットで弾いてみて』と言った。彼は、ギターに少し手を加える必要があると言って、そのギターについていた弦よりも私に合うと思われる[Rotosound]の弦をくれたんだ」。