「ショート/ミディアム/ロング/エクストラ・ロング・スケール」は、メーカーによって長さが異なる場合があり、ボールエンドが固定されている位置からサドルまでの距離も考慮する必要があります。例えば、裏通しのブリッジは、スケール長は変わりませんが、弦はより長いものが必要となります。
ロトサウンドの弦のスケール長を確認するには、まず弦のボール・エンドがナットに固定されている位置(下図A)と、ボール・エンドが固定されている位置からチューニング・ポストまでの長さ(下図B)を測ります。
次に、それぞれに対応する長さを下記の表から探してください。
SCALE | Aの長さ (INCH) | Aの長さ (MM) | Bの長さ (INCH) | Bの長さ (MM) |
SHORT | 30 | 760 | 32.25 | 820 |
MEDIUM | 30.5 – 32 | 772 – 810 | 35.25 | 895 |
LONG | 32 -34 | 810 – 860 | 37 | 940 |
EXTRA LONG | 33.5 – 36 | 850 – 915 | 39.25 | 995 |
シルクは1本1本手作業で付けられるため、±10mmの誤差が生じます。
ロトサウンドのベース弦を張る際、弦の絹糸(シルク)の部分のみが支柱に巻かれる長さで巻いてください。弦のワウンド部がポストに巻かれていると、弦が切れやすくなり、テンションも不安定となります。
また、可能な限り、フラット・ワウンドのベース弦をカットすることは避けてください。どうしてもカットする場合は、しっかりと弦を折り曲げてからカットしてください。